小動物ペット用品 うさぎ・ハムスターのお部屋


◆ウサギの飼い方

管理人の家にもウサギ殿がいます。昔は数十羽(!)いた頃もありました。
今はお年寄りのうさぎ(12歳オス)が1羽のんびりとしています。うさぎは飼い始めて13年ほどになるでしょうか。
少し簡単にではありますが、うさぎを飼う上での必要な事、感じたことなどを書き出していきたいと思います。これからうさぎを飼われる方、またうさぎを飼われている方に少しでもお役に立てればと思います。


 ●はじめに
うさぎも生きています!家族の一員として迎える以上飼い主には責任が必要となります。
うさぎの飼育を途中で放棄してしまう事無く、責任を持ってその子を一生飼えるかを考えて行動する必要があります。
また悲しいですが生きている以上どんなに大切にしていても必ず最後にはお別れが待っています。出会いがある以上お別れがあるということも心に刻んでおかなければいけない事です。はじめから厳しいことばかり書いていますが・・うさぎに愛情、責任を持って飼える方ならきっとうさぎとの素敵な生活が待っていると思います。



 ●うさぎとの出会い
うさぎを飼うには
ペットショップやホームセンターなどまだ生まれて間もない子ウサギが売られているのは良く見かけます。また里親募集のお知らせやお知り合いにうさぎをわけてもらえる方がいれば譲って頂くという方法もあります。
うさぎにはいろんな種類が存在します。ミニウサギとよく呼ばれる雑種に始まりピーターラビットのモデルにもなったネザーランドドワーフや垂れ耳うさぎなホーランドロップイヤーにライオンロップイヤー、その他にも長毛種のアンゴラウサギなど様々なうさぎがいます。一度どんな種類のうさぎがいるのか探してみるとお気に入りの子が見つかるかもしれません。

お店のチェック
お店で購入されるようならそこでの飼育環境やうさぎの健康状態もチェックされることをオススメします。残念ながらお店にも様々なところがあり、不衛生な状態で飼われていたり、狭い場所にぎゅうぎゅうに入っていたり、給水器に新鮮な水すら入っていないところもあります。
お店の店員さんにもいくつか疑問に思うことを質問してみるのもいいかもしれません。詳しい方であれば何かの時に相談できたり頼る事もできますし、顔見知りになれれば信頼もおけると思います。逆にいい加減なことを言うような方しかいないのであれば他のお店を探した方が良いかも知れません。

うさぎについての勉強
飼育していく上でやはり飼い主さんにもある程度の知識が必要です!うさぎにとって良い未来は無いように思えます。本屋さんや図書館にあるうさぎの飼育書、あるいはインターネットでもうさぎの飼い方の情報がたくさん出てきます。それら資料を参考にされると良いと思います。
飼育の仕方に関して一通り目を通しておくと何をすべきかいろいろと参考になると思います。
うさぎには水を与えてはいけない!なんていう迷信(?)もあります。テレビで当然のように話している人も見かけてびっくりです。水分をとりすぎすると湿度の高い環境ではコクシジウム(寄生虫)に感染しやすくなることからなのか、お腹を壊してしまって体調を崩してしまうということからこうなってしまったのか、出所は不明ですが飼い主さんとなられる方には正確な知識を持って頂きたいです。

動物病院のチェック
またうさぎも生き物である以上病気になったりします。近くにうさぎを見てもらえる動物病院があるかどうかチェックしておくと良いと思います。
うさぎを飼うためにはいろいろと準備も必要ですね。。


 ●うさぎのお家
ケージ
うさぎを迎える上で住まいであるケージはほぼ必須です。専用のお部屋や小屋がある家に住みたいと常々うちのウサギは言っています(?)
お店ではケースに入れて展示しているところもありますが、結構大きなサイズが必要となることや通気もあまりよくないように感じます。お掃除の手間も考えるとうさぎ用のケージがおすすめです。

餌入れ・給水器・フード用保存容器
その他にも餌入れ、給水器(お皿に水を入れるとこぼしたり濡らしたりしてしまうためこれがあるといいです)は必須でしょうか。
フードを保管するための保存容器、フードは袋詰めされていてチャックの無いものですと開封してからそのままだと湿気てしまうためあると便利です。
 
トイレ
掃除の手間も減らせてうさぎの住環境が良くなるという意味でトイレを設置してあげるのもいいです。うさぎは綺麗好きでトイレを覚えます。一度場所を覚えるとそこでトイレ(おしっこ)をしてくれるようになります。ウンチは…残念ながらorz意外とフリーダムなところがあります。(だいたい決まったところでする子もいました)
ケージの中やお部屋のお散歩をする時におトイレに行けるように外用のトイレもあると尚良いと思います。

ウサギ用爪切り
うさぎ用の爪切りは爪が伸びてきてしまう子には必要です。自然を駆け回っているうさぎなら自然と消耗してその必要は無いのですが、お家で飼われているうさぎだとどうしても爪が自然と削れることはなく、飼い主が切ってあげる必要があります。そのままにしておくとひっかけて爪を折ってしまったりと怪我の原因になってしまうので注意が必要です。
不思議なことにうさぎによっては爪が綺麗な子もいてお手入れの必要の無い子もいました。自分で綺麗にしていた(!?)のでしょうか。そういえば爪を噛んでいる子もいたような・・

小動物用ブラシ
小動物用のブラシもあると便利です。毛の生え変わり時期だと抜け毛もたくさんあり、そのまま飲み込んでしまうと毛球症という病気(毛がお腹の中に詰まってしまう病気)になってしまうリスクがあります。髪の長い長毛種の子だとその危険度も更に上がってしまいます。うさぎとのスキンシップも兼ねてブラッシングしてあげることをおすすめします。

移動用キャリー
その他にはうさぎを中にいれて持ち運びができるキャリーもあると重宝します。万が一の病気の際に病院まで中に入れて連れて行くことができます。うさぎをそのまま連れて行くのはとても危険ですし、ケージごと連れて行く、というのもすごく大変です。
またわが家ではケージのお掃除の際にキャリーへ少し退避しててもらうこともあります。(ちょっと恨めしい顔をされます)

ケージ掃除用品・ペットシーツ・トイレ用砂
こうして書き出すと意外といろいろとありますね。。ケージやトイレを掃除する際にはブラシ等が必要となりますしケージの下に敷くペットシーツやトイレ用の砂なども必要となります。
うさぎを迎えるに当たっての設備投資もそこそこお金が必要となります。

 まとめて書き出すと必要なものはこんなところでしょうか
ケージ・餌入れ・給水器・フード用保存容器・トイレ・爪切り・ブラシ・キャリー・ケージ掃除用のブラシなど、ペットシーツ・トイレ用の砂・ペットフード・牧草・うさぎのおやつ・かじり木など その他適宜

ケージの設置とお散歩
うさぎのお家であるケージは、家の中で直接光の当たらない風通しの良いところを選んであげてください。外で飼う事はおすすめしません。うさぎは暑さや寒さがとても苦手です。またストレスも受けやすいので静かなところでのんびりさせてあげてください。そしてお散歩できるスペースも欲しいところです。狭いケージの中だけでは窮屈で足腰も弱ってしまいます。ストレスの発散のために広いところでお散歩をさせてあげて下さい。

外でリードをつけて散歩(!)というようなうさぎさんもいるようですが、嫌がったりストレスを与えるようなら無理に連れ出さない方が良いと思います。

うさぎは噛むのがお仕事
家の中で散歩させる時にはうさぎの必殺技である「あちこち噛むぞ!」に気をつけてください。
食べてしまいそうな危険なものやケーブル、カーテン、柱などなど要注意です。おしっこを飛ばすなんていう荒技までもあります。部屋のお掃除は結構大変かもしれません。管理人の家も結構ボロボロにしてくれました。事前に荒らされないように対策して置くことも必要です。

うさぎを飼うにもかわいいだけでは無く、当然お金もかかりますし手間がいろいろとかかるところもあります。そういったところも覚悟しておかなければなりません。




 ●うさぎのごはん
飼い主さんはうさぎの栄養士
牧草をメインとしてラビットフードや生野菜、おやつとして果物やうさぎ用のお菓子などがあります。牧草はいつでも食べられるようにしておいてください。ラビットフードや生野菜は家では朝・夕の二回にわけて適量与えています。果物はバナナやリンゴあとは市販のうさぎ用のお菓子ですが、これはうさぎだってお菓子くらい食べたいかなぁ・・というところからちょこっとだけ与えているものです。基本的には牧草とラビットフード、生野菜(小松菜など)を与えます。
うさぎというとニンジンというイメージがありますが、ニンジンは糖分が高いので与えすぎには注意です。

盲腸便
うさぎもウンチをします。ただ人間とは違い糞には2種類あります。まん丸なコロコロした通常の糞とそれとは異なりぶどうの房のようなべたべたした糞です。この糞を盲腸便と言って、なんとうさぎが生み出した栄養タップリな糞なのです。うさぎがお尻に口を持っていってモグモグしていたらこの糞を食べている時です。うさぎにとってとても大事な食べ物なんです。

絶対に与えてはいけないもの
ネギ、タマネギ、ニラ、アボカド、ニンニク、ショウガ、ホウレンソウ、チョコなどは中毒症状を引き起こします。命に関わります。その他人間が食べるウサギ用ではない食べ物も絶対与えないようにしましょう
 
飼い主さんは言わばうさぎの栄養士さん食事のバランスを考えながら日夜お世話をしてあげなくてはなりません。


 ●うさぎとのスキンシップ
はじめましてようこそ
いよいよ家族となるうさぎが家に来たら――最初は飼い主としても興味津々かわいくて仕方なく触りたくりたい(!)という欲望に駆られます。しかしそこは我慢の子。事前に用意してあるうさぎの住まいに水やごはんをセットした後は静かに見守りましょう。日にちをかけて少しづつ少しづつ慣れていってもらう感覚になると思います。徐々に、名前を呼んであげたり手から餌を与えてみたり軽く撫でてあげたりしましょう。焦りは禁物です。うさぎも初めての場所に来て緊張しています。

うさぎを撫でてあげる
慣れてきたらうさぎとコミュニケーションを取りましょう。うさぎの撫でられて気持ちのいいツボはおデコに背中、腰、ほっぺたのあたりも気持ちよさそうにします。触ってあげてるとここが気持ちいいというのがわかると思います。ゆっくり優しく撫でてあげると気持ちよくて口をモゴモゴさせる時があります。
また抱っこの練習も少しづつ行いましょう。抱っこはうさぎにとっては慣れないうちは怖ろしい事で逃げ出そうとします(人懐っこい子もいて個人差があると思います。)しかし健康のチェックのためや移動のとき、病院での診察などに欠かせないことなので飼い主さんもうさぎも少しづつ、無理は決してせずに慣れていく必要があります。

抱っこの仕方
いくつかやり方はあると思いますが、一般的なところでの抱っこについて書いていきます。
首根っこをグイッと掴み、腰からお尻の辺りに手を添えて自分の体に引き寄せての抱っこ。うさぎの足やお腹を自分のお腹につけてあげると少し安心してくれるようです。もう一つの方法は脇の下に手をいれ、もう一方の手は先ほどと同じく腰からお尻を支える方法です。慣れないうちは暴れて無理をするとうさぎが怪我をしてしまったり、飼い主さんも爪でひっかかれて怪我をする恐れがあります。無理をせず少しづつという根気が必要です。
最初は膝の上に乗せて慣れていってもらうというのもいいかもしれません。

ウサギチェック
触ってあげる時と同時にうさぎに何か変化が無いかという健康のチェックも行うことができます。爪が伸びていないか、体を触って何か違和感は無いか、いつもと様子がおかしくないか、うんちがゆるくないか、おしっこの色は正常かなどなどその他ブラッシングをして毛を綺麗にしてあげるのもいいと思います。うさぎはしゃべる事ができません。また調子が悪くても病気を隠す動物です。自然界では体力の落ちたものから脱落していくという厳しい掟からのもので、目に見えてわかるようならかなり病気が進行している可能性もあります。
飼い主さんはうさぎの日頃の動向を逐一厳しくチェックを行い、少しでもおかしいと感じたら病院へ迷わず急ぎましょう。早期発見で命が助かる事だってあるんです。


 ●うさぎの身の回りのお掃除
うさぎの健康チェックも大切ですが、ケージやうさぎの身の回りの用品もお掃除して綺麗にしてあげましょう。不衛生な状態で放置しているとうさぎの体にも悪影響ですし、臭いや虫の発生などにもつながり飼い主の住環境にも悪影響が出ます。餌入れはいつも清潔にごはんの食べ残しがあれば処分しましょう。また給水器にもいつも新鮮なお水を入れてあげて下さい。うさぎも清潔で気持ち良い生活ができると幸せだと思います。





 ●おわりに
うさぎはとてもかわいくてなんといっても癒されます
一見無表情なように見えていろんな表情やリアクションもしてくれます。眠そうにしてたり、喜んで走り回ったり、怒って足をドンドン鳴らしたり(スタンピングという)ブゥブゥプゥプゥ鳴いたり
(声帯はもっていないそうです。食道などを震わせることで鳴らしているそうです)
うさぎの虜になってしまいその子の結婚相手を連れてきてお見合いをして一気に大家族に・・!というような覚悟と責任(後は場所にお金もorz)があれば壮大なイベントも起きたりします(?!)
うさぎ1羽1羽性格も違っていろんな仕草も披露してくれます。人懐っこい子、甘えん坊な子、マイペースな子などなど、うさぎと生活を共にする事によってたくさんの経験が得られると思います!
素敵な飼い主さんとして幸せなうさぎライフを満喫して頂きたいです!




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